転職してスキルアップするか？スキルアップして転職するか？
多くの転職希望者の方と接していると、「スキルアップしたい」と考えている人が多くいらっしゃいます。
2019年に大手求人サイトによる調査で、転職者経験者が今の会社に転職を決めた理由のうち、「新しいキャリア・スキルを身につけることができる」と答えた人が特に多いという結果が出ています。
では、
「転職してスキルアップをするのか。」or「スキルアップしてから転職するのか。」
果たしてどちらがいいのでしょうか？
【20代なら「転職してスキルアップ」できる可能性が高い】
企業の採用担当者へお話を伺うと、会社が社員へ求めることの１つに「顧客や組織の役に立つ＝即戦力」という回答を頂きます。
しかし、20代は給与水準を低く抑えることができ、スキルや経験不足はわかったうえで「ポテンシャルを見極めて採用する可能性がある」との意見も多数あります。
また昨今は売り手市場が続いており、2019年12月の転職求人倍率は3.14倍と高い水準であり各企業は中途採用を積極的に行っていることがわかります。
つまり、職種や業種が違う未経験の仕事にチャレンジしてスキルアップを目指すなら20代の若いうちに「転職してスキルアップ」するのが適してるといえます。
【30代なら「スキルアップしてから転職」するほうが望ましい】
年齢が上がれば、企業は転職希望者に対して「即戦力を期待する」と答えます。
30代以上の場合、現職できちんと成果（数字）を上げてから、あるいはスキルアップしてから転職活動をしないと、どこからも内定をもらえない可能性があります。
スキルアップできる環境への転職に必要なことは？
スキルアップできる環境へ転職するためには、未経験の職種・業種でも準備しなければなりません。
①過去の経歴からの経験・スキルの棚卸しを行う。
・業務を遂行する上で大事にしている姿勢
・顧客や周囲との関係で気をつけていること
・得られたスキルや成果（PC操作スキル、コミュニケーション力、考え方など）
上記のスキルは、社会人として基本なので転職先でも活かせます。それに加えて、今後どんなキャリアを築きたいかを考えていれば、面接でもあなたのポテンシャルをアピールできます。
②なぜその仕事をしたいのかを明確にする。
・やりたい業務を通じて、顧客にどのような価値を提供したいのか、社会にどう影響を与えたいのか。
・そう思うまでに至った自身の経験をもとに整理する。
企業は「どうしてその仕事をしたいのか？」の詳しい動機を知りたいのです。
転職活動では、顧客や企業にどう貢献していきたいのかを明確にして伝えることが大事です。
スキルアップできる環境への転職は、働きながら自分が成長できるメリットがあるので多くの人が希望します。つまり、競争率が激しい転職先であるとも言えます。
だからこそ、日々の努力と、転職への早めの決断が重要です。
転職でスキルアップを目指すなら、すぐにできる経歴の振り返りからぜひ始めてみてください。
特に、未経験の業種・職種への転職でスキルアップを目指すなら、今日からできるスキルアップのひとつである毎日の振り返りからぜひ始めてみてください。
この振り返りの蓄積が、転職活動においてあなたのポテンシャルを示す材料になりますし、何より、ビジネスパーソンとしての成長速度が上がります。
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