職場の人間関係に悩んだとき、退職前にできる4つのコト
■退職理由で多い「人間関係」への悩み
転職を考える理由は、「給与の低さ」「仕事内容にやりがいを感じないこと」「会社の将来性への不安」「残業や休日出勤の多さ」等が挙げられますが、TOP3に常に入っている理由は「人間関係トラブル」です。
「仕事内容や待遇は問題ないものの、人間関係に悩んで体調を崩してしまった…」という話は珍しくはありませんし、逆に「待遇面等に不満はあるものの、人間関係がとても良いから続けられている」という声もよく聞きます。
それほど、人間関係は働くことへの影響が強いということなのでしょう。
■「職場の人間関係」へ対する意識
会社は仕事をする場所なので、必要以上に同僚と仲良くする必要はないのかもしれません。
最近では、若年層のビジネスパーソンを中心に「職場の飲み会を嫌がる人が多い」ことが話題になるなど、“職場の人間関係がドライになっている”というイメージもあります。
しかし、公益財団法人 日本生産性本部が発表している平成31年度 新入社員を対象にした『「働くことの意識」調査結果』(※)によると、「仕事を通じて人間関係を広げていきたい」と考える人は92.5%もいることが明らかになっています。
若年層も「職場の人間関係を大切にしたい」「仕事に生かしていきたい」という思いは強いようです。
■転職すれば解決する?
「人間関係に悩むくらいなら、転職してしまったほうがいい」と考える人もいるかもしれません。
もちろんそれも一つの手段として正しいですが、転職することで全て解決するとは限りません。
転職先での人間関係をうまく築ける保証はありませんし、人間関係以外の悩みが発生して後悔する可能性もあります。
会社を辞めると判断する前に、人間関係の不満を改善する努力をしてみましょう。
■人間関係に悩んだときにできる4つのコト
仮に、職場に100人の社員がいるとして、その100人全員と仲良くできると思いますか?
…現実的には難しいですよね。
なぜならば、人には相性があるからです。
職場には年齢も性別も育った環境も違う人がいて、100人いれば100通りの価値観があります。
例えば、あなたが「職場の人と社内外でも交流を深めたい」と考えていたとしても、「職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間以外はつきあいたくない」と考える人も30.1%いるのです。(※)
「合う人、合わない人がいること」「意見のぶつかりあいや、思い通りにいかないことはつきもの」だという現実を受け入れることで、少し気持ちが楽になるかもしれません。
人間関係の問題では、相手に原因があるように思える場合が多いです。
しかし、自分にとっては相手の欠点や悪い点に見えることが、他の人は問題と感じていないこともあります。
実は、第一印象や好き嫌いなどの感情により、色眼鏡で相手を見てしまっているだけかもしれません。
心理学では投影といわれますが、「相手に見えるものは良し悪しを問わず、自分の中にあるもの」という心の仕組みがあるようです。
つまり、自分が「こんなひどいことをされた」と文句を言っているようなことを、自分では気づかずに、誰かにしているかもしれないということです。
人間関係で悩みがあるときは、まずは自分自信を見つめ直す必要もあるでしょう。
自分一人で悩んだ結果、退職という選択をする人も多くいますが、その意思決定をする前に、まずは身近な誰かに相談してみましょう。
一人で考えるとどうしても感情的になりやすく、冷静な判断ができなくなる可能性が高いです。
自分以外の誰かに話をすることで、悩みとして抱えていたストレスが軽くなったり、その悩み自体が解決することも多くあります。
自分が信頼を置くことのできる第三者の意見を聴くことで気持ちの整理をしてみるといいでしょう。
上司のパワハラやセクハラ、同僚からのいじめ等、自分ではどうしようも無いこともあると思います。
そんな時は、社内の機関へ相談しましょう。
複数部署があれば、自分や相手の配置転換が叶うかもしれません。
パワハラやセクハラ等の問題行動において、行っている本人が自覚していない場合も多いため、指導が入ることで改善される可能性もあります。
しかし、他の人に相談したり、自分自身の考え方を変えてみても改善されない場合や、そもそも会社の規模的に相談や配置転換の希望を出すことが難しい場合もあります。
そんな時は、”第三者”として転職のプロへ意見を聞いてみませんか?
IDEAL REWARDでは、相談ベースからお問合せを受け付けています。
人間関係に関わらず、職場でストレスを感じていたら、一人で悩まずに一度IDEAL REWARDへご相談ください。
時には逃げることも必要です。
無理を続けて頑張った結果、体や心の健康を失ってしまうという事態は最も避けなくてはなりません。
追い込まれているなと感じたら転職を視野に入れながら動き出していくことが大切です。