2020年10月13日

会社の”価値観”、あなたの”価値観”

会社の”価値観”、あなたの”価値観”

「転職したい!」

そう思うきっかけは、人それぞれです。

その理由の一つとしてよく耳にするのが、「会社の考えと合わないんです!」という意見。

要は、会社の”価値観”≠自分の”価値観”となっている状態ということですね。

キャリアプランを考えるうえで、会社の”価値観”と自分の”価値観”が合うか合わないかということは、結構重要な問題です。
ここでの”価値観”とは、企業理念、社風、業務に関するもの…
その他にもいろいろあります。

「収入のために」と割り切れるのであれば問題ないかもしれませんが、仕事にやりがいを求めるのであれば、”価値観”が合わない会社で仕事を続けることは、時に苦痛を伴うこともありうるのです。

 

 

<会社の”価値観”>

想像してください。

あなたは営業職として、『顧客第一』を企業理念に掲げる、とある会社で毎日頑張っています。

あなたは「お客様のニーズをしっかり把握し、お客様のためになる提案をしよう!」というスタンスで営業活動を行っていて、顧客の要望に対してきちんと提案できるよう自社商品に関しての知識習得を行いつつ、日々精力的に営業活動に励んでいました。
その姿勢は上司にも認められていて、難しそうな顧客の対応を名指しでお願いされるほど、信頼してもらっています。

そんなある日、社長が高齢のため引退することとなり、社長の息子が次期社長に就任しました。

新しい社長が就任すると会社の方針が180度変わり、『売上第一』主義になりました。
同じタイミングで、これまで良好な関係を築けていた上司が退職することになり、新社長の右腕と呼ばれる社員が新しい上司になりました。
この上司、新社長の右腕と言われるだけあって、社長が言うことに全く異を唱えないイエスマンです。

上司は毎日、「とにかく一番高い商品を売れ!その他の商品には目を向けさせるな!」の一点張り。
あなたが一番高い商品以外について勉強しようとすると、「そんな無駄なことはしなくていい!何を言われてもとにかく一番高い商品を売ってこい!」とまで言われるようになりました。

顧客から「あなたに相談して良かった」と言われることが嬉しくてこれまで仕事を頑張ってきたのに、会社の方針が変わって以来、顧客からは「あなたはこちらの要望を全く聞いてくれないね」と言われるように。

日に日にストレスが溜まっていき、あれだけやりがいを感じていた仕事が全く楽しく思えなくなる…

 

この例えはかなり極端ですが、これも会社の”価値観”と自分の”価値観”が合わない状態の一例です。

あなたがもしこんな状態で我慢しているのなら、「新しい環境を探してみる」ことも、選択肢の一つとして考えてみてほしいのです。

 

 

<あなたの”価値観”>

現代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーは、著書の中でこんな言葉を残しています。

「自らの成長のためには、自らに適した組織において自らに適した仕事につかなければならない。そこで問題になるのは、自らの得るべき所はどこかである」
「自らが所を得ていないとき、あるいは組織が腐っているとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい選択である。出世はたいした問題ではない」
※『プロフェッショナルの条件』より抜粋

自分の”価値観”に合わない会社で、我慢しながら仕事をする…もちろん、その環境でも得られるものがないわけではありません。

しかし、こう考えることはできないでしょうか?
他に「あなたの能力」をこそ、必要としてくれる会社がどこかにある、と。

 

あなたが我慢している間に理想の職場に出会えるチャンスが逃げてしまっていたら…本当にもったいないですよね。

「自分の”価値観”と合う会社に出会いたい」と思った”今”が、その「チャンス」かもしれません。

 

是非一度、IDEAL REWARDのキャリアアドバイザーにご相談ください!

 

 

LINEで相談

転職に関するお問い合わせ

法人様お問い合わせ