2020年11月12日

逆質問は『人』によって変えるべし!

逆質問は『人』によって変えるべし!

逆質問とは、面接終盤で面接官から聞かれる「何か質問はありますか?」という問いのことです。
面接を受けたことがある人は「逆質問」に頭を悩ませた経験があるのではないでしょうか?
求職者からも、下記のような相談をよく頂きます。

「何を聞けば良いのかわからない…」
「給料や休みについては聞いて良いの?」
「この質問は失礼にあたらない?」

かくいう私も、質問しようと思っていたことを事前に説明されてしまって頭が真っ白になった経験があります…。
面接途中だったにも関わらず、何を質問しよう?!と焦って考えてしまった為、その他の受けた質問や説明が上の空になってしまい、全体的にボロボロでした…。
あなたにはそんな経験をしてほしくないので、今回は特に意識してほしいポイントをご紹介します!

 

■逆質問の意図

そもそも面接官がなぜ逆質問をするのか考えたことはありますか?

面接官としては、応募者の『志望度』や『コミュニケーション能力』をはかったり、『会社に対する単純な疑問や不安』を聞くことで応募者が何に興味を持っているのか確認し、社風との相性をはかっていることが多いです。
また、せっかく採用したのに「こんなはずじゃなかった」と辞められては困るので、入社後のギャップを少なくしたいという意図もあります。

 

■事前準備のポイント

さて、ざっくりと質問を用意しろと言われても、何を聞けばいいのかイメージできない…という方もいるでしょうし、
一度にたくさんのポイントを挙げられても覚えきれない…という方もいるでしょう。
そのため、今回は特に大事なポイントを2つに絞ってお伝えします。

 

一つ目は“調べても分からないこと”を聞くことです。

インターネット社会の現代、会社のことは調べれば多くの情報を得ることができます。
情報量の大小はあれど、少なくとも「企業概要」「企業理念」「事業内容」は分かるでしょう。
また、「製品・サービス」や「社風」など、企業が特に力を入れていることやアピールしたいことは、HPや求人票で詳細まで記載されていることが多いです。
このような“調べて分かること”を聞いてしまうと、「HPも見ておらず、弊社に興味がないのでは?」という印象を与えてしまいます。
反対に、調べた内容を踏まえて一歩先の質問をすることで、「事前準備をしっかりしている」「興味を持ってくれている」というアピールにも繋がります。

<NG例>
・御社の主力商品は何ですか?
・御社の企業理念を教えてください。

<OK例>
・◯◯が主力商品だとホームページで拝見しましたが、他社の商品と比較してどういった点で優れているのでしょうか?
・御社の企業理念をホームページで拝見しましたが、実際に働いていてそれを感じるのはどんな場面ですか?

また、待遇などの労働条件や福利厚生に関する質問も避けることをオススメします。
一般的に逆質問では「自分が最も関心があること」を質問するのが定番です。
そのため、面接官へ「事業や仕事内容ではなく、条件面に関心があるのか」という誤解を与えかねません。
ただ正直なところ働くうえで待遇面ってかなり重要ですよね。
「そこが一番聞きたいのに…」と思う方も多いのではないでしょうか。
どうしても知りたい条件がある場合は、『転職エージェント』へお聞きください!
IDEAL REWARDであれば、企業への心象を気にせずどんな質問をして頂いても結構です。

 

 

二つ目は、“面接官がどの立場の人なのか”によって質問内容を変えることです。

例えば、人事の方に「今後の事業展開」について質問していませんか?
最終面接時に社長へ「仕事の1日の流れ」について質問していませんか?

これらは適した質問とは言えません。
なぜならば、面接官にもそれぞれ社内での担当分野があるからです。
「面接官は企業の代表だから何を聞いても答えてもらえる」と無意識に勘違いしていると、「相手の立場に立って考えられない人」という印象を与えてしまうかも…。

そこで、下記ポイントに気を付けて質問を選びましょう。

面接官別のポイントと質問例

◆人事、採用担当者◆
ビジネススキルやコミュニケーションスキル、社風との相性等を見ています。
社風や、教育・研修制度、採用面について触れると良いでしょう。
「中途入社で活躍されている方に共通する特徴はありますか?」
「入社後研修があると伺いましたが、その期間や流れを教えてください」

◆現場担当者◆
入社後の上司にあたる方が対応する場合が多いです。即戦力となるスキルを持っているか、チームメンバーとの相性やバランス等を見ています。
実際に一緒に働くことをイメージしてもらいやすい質問をしましょう。
「1日の仕事の流れを教えていただけますでしょうか?」
「個人目標はどのように設定していますか?数字以外の成果について評価する仕組みはありますか?」

◆社長、役員◆
入社意欲、払う給料に見合うパフォーマンスを出してくれるかどうか等を見ています。
今後の事業展開など、会社全体を意識した質問が適しています。
「今後海外展開を考えていると伺いましたが、将来的に参加できる可能性はありますでしょうか?」
「御社で仕事をする上で、最も大切にすべきことはなんですか?」

 

しかし、『面接官の立場』は自分一人で転職活動をしていると分からないことが多いです。
「面接官はどなたでしょうか?」と応募企業へ直接聞くのも、細かいことを気にする印象を与えてしまわないか不安な方もいるでしょう。
そんな時に活用すべきなのが『転職エージェント』!
面接官の人数やどの立場の方なのかまでお伝えすることが可能です。
また企業によっては、どんな性格の方なのか、こういう雰囲気での面接になりそうなど事細かな情報まで提供できます。

 

■「特にありません」はアリ?ナシ?

上記に気を付けて事前準備を整えていても、丁寧に細部まで説明をしてくれる面接官もいますし、会話形式だとカジュアルに質問ができて「もう聞くことがなくなってしまった…」ということもあります。また、緊張や不安で私のように頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。

そんなときは無理に質問をしなくても大丈夫です!

もちろん質問することがベストではありますが、既に説明を受けたことを再度聞いてしまったり、その場にそぐわないような質問をして印象を悪くすることだけは避ける必要があるからです。

尚、答え方には気を付けましょう。
「特にありません」で終わらせるのではなく、
「ここまでのお時間で十分にご説明頂き理解が深まりましたので、質問はございません。お話を伺い、御社への志望度がより高まりました。」等、前向きな印象を与えることが大切です。

 

 

「終わりよければすべてよし」
ということわざもあるように、それまで受けた質問に上手く答えられなかったとしても、逆質問で自己アピールをして良い印象を残すことも可能です!
それくらい大事なことだと認識し、事前準備をしっかりして面接に臨みましょう。

今回は特に気を付けるべきポイントを2つ紹介しましたが、その他にも大切なポイントはいくつもあります。
ただ、企業毎にそのポイントも異なるため、転職エージェントを上手く活用することが面接成功への近道です!

IDEAL REWARDでは企業の特徴やあなたの経歴も踏まえて面接対策をサポートさせていただきますので、まずはご相談ください。

 

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