2020年12月1日

給与の仕組みを知らないと損をしますよ

給与の仕組みを知らないと損をしますよ

働いて手にする給与のことを「年収」や「月収」「額面」「手取り」など場面により様々な呼び方をします。

『給与額』とまとめて言っても、その給与は手取りなのか、額面なのか。
そのどちらを指すかによって、金額は変わってきます。

そこで今回は、給与について気を付けておくべきこと、求職者の方から実際に聞かれた質問にもお答えしていきます!

『基本給』
その名のとおり給与の基本となるもので、時間外手当や通勤手当、役職手当などの手当やインセンティブを除いた賃金のことです。
一般的には、年齢や勤続年数、仕事内容、能力などによって基本給が決められていることが多く、会社ごとに独自の基準が定められています。
また基本給は、賞与や退職金などの金額を算出するベースになることが多いです。
そのため、月給の金額が同じ求人でも、基本給の金額が異なる場合は、もらえる時間賞与や退職金の金額に差が出る可能性があることがあります。

『月給』
基本給にオプションとなる手当などを付与した賃金のことです。
基本給がそのまま月給というケースもありますが、一般的には、役職手当など毎月固定して支払われる手当を基本給にプラスしたものを月給と呼びます。また、残業手当や通勤手当など金額が変動する手当は、月給には含まれません。

『額面』

額面とは、いろいろなものが引かれる前の、総支給額のことです。
企業で働いている場合、給与明細を受け取りますよね。その明細に記載されている総支給額が『額面』です。残業代や立て替えた経費の払い戻しなども含まれた金額を指します。ただ、注意が必要な部分として額面給与の金額は、そのまま口座に振り込まれるわけではありません。

『手取り』
手取りとは、税金や保険料などが差し引かれた後、実際に自分の銀行口座に振り込まれる金額のことです。会社によっては、会社規定による積立金なども引かれた金額になっていることがありますので求人票をしましょう。

『年収』
年収とは、税金(所得税や住民税など)や保険料(健康保険料、厚生年金保険料など)が差し引かれる前の年間の総支給額を指し、時間外手当など月によって金額が変わる諸手当や、賞与も含まれた金額になります。

このように給与はさまざまな呼び方があり、実際に目にする求人情報などに記載される給与は、「月給」が多いです。
もし現在の給与と転職を検討している給与を比較する際は、

月給=基本給+毎月変動しない手当

ということを理解しておきましょう。

次に求職者の方から質問が多かった内容についてもご紹介します。

①賞与は年収にふくまれますか?
答えは、 Yesです。
先ほど説明したとおり、年収とは「会社から支払われるお金全部(年間の総支給額)」なので、賞与も含みます。ただし、ボーナスは毎月の給与とは異なり、会社が必ず支払わなければいけないという義務はないので、年収にボーナスが含まれていないケースもあります。
また、支給されるとしても会社ごとに支給の基準が違い、その年の業績によってもボーナス支給額は大きく変動する可能性があります。
賞与の有無や支給の基準については、思い込みで判断せず、求人情報や会社HPを見る、面接時に確認するなど、チェックしておくとよいでしょう。

②給与が月給で提示されている場合の注意点はありますか?
注意が必要なこととしては、
『残業代、インセンティブ(報奨金)、役職手当、住宅手当』などの各種手当や賞与です。
賞与と同じく、手当の有無や支給基準も会社の給与規定によってさまざまです。
現職と月給が同じくらいの会社に転職しても、見なし残業代として一定額が月給に含まれていたり、現在の勤め先にある手当がなかったりすると、年収で見ると金額がダウンすることもあります。
思い込みで判断せず、必ず求人情報や企業の採用HPなどをチェックし、不明点があれば採用担当者に質問してみましょう。

いかがでしたか?
給与額といっても様々な言い方があり、正しく理解することが大切です。

また、賞与や各種手当は企業によって異なり、HPや求人票だけでは分からないこともあるため、実際に入社した後に「思っていたより給与が低かった…」といった事態はさけたいですよね。

当社IDEAL REWARDは求職者の方が企業に直接聞きづらい給与面や手当部分なども含めしっかりと確認し、転職活動のサポートをします。

理想の転職を叶えるためにも、是非IDEAL REWARDへご相談ください。

 

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