2020年12月24日

光陰矢の如し

光陰矢の如し

つい先日、「今年も夏が終わったな…」と感じたと思ったら、早いものでもうクリスマスイブですね。

今年の夏、一緒に働いているスタッフに冗談で「今年もお世話になりましたー」と言っていたのが、つい昨日のことのように思い出されます。

大人になるにつれ、年々1年が終わるのが早くなっているような感覚に陥ること、ありませんか?

今回は、この謎の感覚について、取り上げてみたいと思います。

 

 

<相対的に”あっという間”>

現代を生きる私たちが感じている感覚と、過去の偉人たちが抱いていた感覚、どうやら同じだったようです。

年齢を重ねるごとに時間が短く感じられるという現象について、19世紀フランスの哲学者ポール・ジャネが発案し、その甥で心理学者のピエール・ジャネの著書において紹介された法則があります。

それが、『ジャネーの法則』です。

その内容は、
「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」
…難しいですね。

簡単に言うと、
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」
ということのようです。
…これでもよく分かりませんね。

 

分かりやすく考えてみましょう。

例えば、

1歳の子供にとっての1年の長さは、その子の人生の100%分です。

5歳の子供にとっての1年の長さは、その子の人生の20%分です。

20歳の人にとっての1年の長さは、その人の人生の5%分です。

40歳の人にとっての1年の長さは、その人の人生の2.5%分です。

100歳の人にとっての1年の長さは、その人の人生の1%分です。

物理的には同じ『1年』という期間ですが、それぞれの人生の長さに占める割合が年々少なくなっていることがわかります。
このような原理で、『1年』という時間は、年を取るごとに短く感じられるようになっているんですね。

これが、ポールとピエールが考えた「1年過ぎるのなんてあっという間だー」の正体です。

 

 

<慣れても”あっという間”>

年を重ねるごとに時間が早く過ぎるように感じる要因は、他にもあります。

それは、『慣れ』です。

子供のころは、何をやるにも初めての体験が多く、常に新しい発見や出会いで溢れています。
これが大人になると、日常での新しい発見や出会いはどんどん少なくなり、嫌でも毎日同じことの繰り返しになっていきます。

人は、経験したことがないことや刺激的なことをしている間は、それが強く意識に残り脳が活性化されるため、時間が長く感じられます。
反対に、同じことを繰り返していると脳が活性化されなくなり、体感時間に影響を及ぼすわけですね。

新しいこと=刺激は、少なからず私たちにストレスを与えます。
そのストレスから解放されるための手段が、『慣れ』です。

『慣れ』は私たちをストレスから解放し、ストレスの少ない非刺激的な毎日をもたらし、その結果時間が短く感じられるようになる、ということなんですね。

 

 

<”あっという間”の有効活用>

年を取ることは悪いことではありませんし、『慣れ』も悪いことではありません。

ですが、毎日をただただ何となく過ごして、お約束のように「今年もあっという間に終わったなー」と言うの、そろそろやめませんか?

刺激のないルーティーンの毎日に、「新しいことへのチャレンジ」という刺激的なスパイスを与えて脳を活性化させ、もうすぐ始まる1年をより有意義で充実したものへと変えられるとしたら?

 

「ちょうど新しいことを始めようと思ってた!」というあなた。
「新しいこと…なんかいいかも!」と思ったあなた。

そう、今この記事を読んでいる『あなた』のことです。

新しい1年がスタートした後にまずやるべきことはIDEAL REWARDのキャリアアドバイザーとの面談です。

私たちと一緒に「新しいことへのチャレンジ」の一歩を踏み出し、これからのキャリアの理想像を見つけ、来年の今頃「今年は充実した1年だったなー!」と言えるように、今すぐ動き出しましょう。

面談のご予約、お待ちしております!

 

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