2020年8月18日

大企業と中小企業の差、わかりますか?

大企業と中小企業の差、わかりますか?

あなたは大企業と中小企業、どちらで働きたいとお考えでしょうか。
もしかすると「大企業でしか働きたくない!」と思っている方もいるかもしれません。
それはなぜでしょうか?
イメージだけで判断すると入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうかも…。
そもそも企業の大きさとは何をもって区分けしているのか、実際に入社して分かった働く際のメリット・デメリットなど考えてみましょう。

■大企業と中小企業の定義

企業規模は資本金や労働者数の違いで区分けしていることは何となくイメージできると思います。
ただその定義も、業種によって異なるんです。

<中小企業>
・小売業:資本金の額又は出資の総額が5,000万円以下、又は、常時使用する労働者数が50人以下
・サービス業:資本金の額又は出資の総額が5,000万円以下、又は、常時使用する労働者数が100人以下
・卸売業:資本金の額又は出資の総額が1億円以下、又は、常時使用する労働者数が100人以下
・製造業、その他の業種:資本金の額又は出資の総額が3億円以下、又は、常時使用する労働者数が300人以下

<小規模企業>
商業・サービス業:従業員5人以下
製造業・その他:従業員20人以下

<大企業>
上記に当てはまらない企業

 

■企業数

中小企業は、日本にある421万企業のうち432.6万社、99.7%を占めます。
一方大企業は約1.2万社、0.3%と、ほんの一握りです。
また、従業者数・※付加価値額(製造業)においても、中小企業がそれぞれ7割、5割以上を占めるため、
日本経済の中枢を担っているといっても過言ではありません。

※付加価値額:企業が事業活動によって生み出した価値を数値で表したもの。基本的には、売上から原価を差し引いた額で、利益とほぼ同義語として扱われる。

 

■働くメリット・デメリット

次に、それぞれの企業で働く際のメリット・デメリットを考えてみます。
あなたはどの点に魅力を感じるでしょうか?

<大企業のメリット>
・ネームバリューや社会的信用がある
・将来性や安定性がある
・同職種の社員が多く、周りのサポートを受けやすい
・福利厚生や休みが充実している
・給与が高い
・ビジネスの規模、世の中への影響力が大きい
・人事制度(研修、評価、昇給等)が整っている

<大企業のデメリット>
・個人の裁量が少ない
・業務が細分化されているため特定の業務にしか携わることができない
・社員が多いため、人間関係が複雑になりやすい
・昇格に時間がかかる
・経営陣との距離が遠い
・転勤や異動の可能性が高い
・保守的な社風で、意思決定までのスピードが遅い

<中小企業のメリット>
・個人の裁量が大きい
・幅広い業務に携わることができる
・アットホームでコミュニケーションが取りやすい
・昇格できるチャンスが多い
・経営陣との距離が近い
・地域に根付いており、転勤や異動の可能性が低い
・チャレンジングな社風で、意思決定までのスピードが速い

<中小企業のデメリット>
・知名度が低く社会的信用に欠ける
・不安定
・個人への責任や負担が大きい
・福利厚生や休みが少ない
・給与が低い
・ビジネスの規模、世の中への影響力が小さい
・人事制度(研修、評価、昇給等)が曖昧

 

■自分の理想の働き方・キャリアを考えることが大事

大企業と中小企業にはそれぞれメリット・デメリットがあり、「良い」と思う点は人により異なります。
「良い企業」の正解は無いのです。
また、上記はあくまでも一般的な情報のため、もちろん当てはまらない企業もあります。
何より大事なことは、自分の理想の働き方・キャリアをイメージすることです。
その理想に近づくために、転職すべき企業はどんな規模でどんな働き方ができる場所でしょうか。
IDEAL REWARDでは、根柢の「理想のキャリア」を一緒に探し、アドバイスいたします。
また、「実際に入社したらイメージと違った!」という事が起こらないよう、弊社でしか分からない企業の雰囲気や面接で聞きにくいような福利厚生面などの情報提供も行っておりますので、ぜひご活用ください。

 

(参考)
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/15/yougo.html
中小企業庁 https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hourei/kihonhou/
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chushoKigyouZentai9wari.pdf

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